2020 April

 

 

   
 
 
新型コロナウィルスの感染拡大による外出自粛要請で打ち合わせも全てキャンセル、友人と会う事もなく・・・、当然外食も出来ない。もうすっかり春の軽井沢、スキーシーズンも無事ケガもなく終了。お野菜のポワレとイワシのコンフィ、最近のお気に入りメニュウでようやくほっとする。

 

 

   
 
 
主人の実家から義母のお惣菜が届く。油揚げや人参が入ったひじきと牛蒡とガンモドキの煮もの、どちらも義母の定番、そして私の大好物。「和」のお惣菜は本当に体に良い食材ばかり、感謝の気持ちを込めて美しく盛り付ける。

 

 

 
 
 
こんなにも毎晩我が家で過ごすことはあまりない。延々と作業の続くアトリエに篭る日々、せめてものお楽しみは気分転換のお料理。主人が作るチャイニーズは四川風のピリ辛や甘酢風味、バリエーションも豊富で飽きることなくリクエスト、そして毎回とても美味しい・・・。

 

 

   
 
 
最近すっかり凝っているぬかみそ・・・、と言っても私ではないけれど。軽井沢に行くたびにお土産に持たせてもらうぬか漬け、キュウリはもちろんみずみすしい茄子の美味しさは格別。体に良い発酵食品というのも嬉しい。

 

 

   
 
 
外出も出来ずアトリエに篭っているとキッチンでちょこちょこお料理をすることが唯一の気分転換。ビタミンDと鉄分を多く含むキクラゲとイソフラボンたっぷりの高野豆腐、レンチナンという免疫力を高める成分が豊富な干し椎茸・・・、普段は時間がなくて出来ない「乾物のお数」、日本の乾物のバリエーションとその栄養も興味深い。

 

 

 
 
 
パリでコルドン・ブルーのお料理教室に通っていた頃のレシピは今も私の料理の基本、久しぶりにクラシックなオムレツを焼く。シンプルながら実は難しいオムレツ、パリのカフェの定番「ハムとチーズのオムレツ」。ナイフを入れると溶けたチーズと半熟の卵がとろり・・・、ゴキゲンなブランチに。

 

 

   
 
 
外出自粛が続き打ち合わせも全てキャンセル、ジムにもプールにも行かれない日々が続く。運動不足な上、唯一のお楽しみはお料理、アトリエに篭っているとついついお菓子などをつまんでしまう。ダイエット食材の定番の蒟蒻、色とりどりの可愛らしい玉蒟蒻に田楽味噌、太らない食材を選ぶのも大切。

 

 

 
 
 
主人のお誕生日も外出自粛のためワインとチーズでシンプルにお祝い。イタリアからお土産に頂いたパルミジャーノチーズ、フランスからはポン・レヴェック、フレッシュチーズとは違うコクのある味わいがしみじみと美味しい・・・。絵画のモチーフにもなるチーズの奥深さを感じつつ遠くなってしまったヨーロッパを想う。友人達はどうしているだろう?

 

 

 
 
 
外出自粛が続きお料理は唯一の気分転換、久しぶりに懐かしいチキンライスを作る。卵で巻くオムライスが定番だけれど我が家ではいつも型で抜く。千切りにしたレタスを芝生に見立てて鳥の巣のようなチキンライス、卵とケチャップをトッピング。真っ赤なテーブルクロスを掛け何とも可愛らしいランチに。

 

 

 
 
太らないように、と和食が続いたけれどやっぱり美味しいチーズ。チーズボードに並べたまま少しずつバリエーションを替えて毎日のテーブルに、というヨーロッパの生活が懐かしい。今晩はナッツとドライフルーツをトッピング、エビのグリルにはフレッシュなバジル、シンプルでゴキゲンなディナーの後はアトリエでもう一仕事。

 

 

   
 
 
外出自粛のストレスで太る人が多いというニュースを見る・・・。気分転換と称してお料理しては食べる事の繰り返し、せめて低カロリーで太らない食材をランチに。久しぶりに頂く冷たいお蕎麦、ミネラルたっぷりでノンカロリーの海藻、海苔ととろろ昆布とわかめを添えて。

 

 

   
 
 
義母から届くお惣菜はいつも楽しみ、本来は私が受け継ぐべき家庭の味のはずが・・・。美味しいおいしいと頂くだけで申し訳ないと思いつつ長く培ってきた味には敵わない。ふっくら炊きあがった大ぶりの牛蒡と昆布、なめらかな舌触りの厚揚げも煮汁が浸みて深々と美味しい。粉引きの器に盛り付けて大切に頂く。

 

 

   
 
 
同じく義母から届いたお手製のポテトサラダ。ほくほくに茹でがったジャガイモを荒くつぶし塩もみしてさらした玉ねぎとキュウリ、茹で卵と人参を加えて・・・、自分で作ると本当に手間のかかるポテトサラダ。自家製の美味しさはまた格別、サラダというよりメインディッシュとして頂きたい。ヴィンテージのガラスのお皿に恭しく盛り付ける。

 

 

 
 
ようやく下ごしらえが整った筍、こんなに手間のかかるものとは知らず既に少々ヘトヘト。皮を剥いて行くとどんどん小さくなって食べられる部分はほんの少し、この希少性も筍の価値なのかも知れない。まずはシンプルにオーブントースターで軽く焦げ目が付くまでグリル、甘目に作ったお味噌をつけて・・・、市販の水煮とは全く違うその馥郁とした美味しさに感激する。

 

 

 
 
結婚記念日の今日、当然今晩も我が家でささやかなお祝い。筍のあまりの美味しさに下ごしらえの手間も忘れ久しぶりに筍ごはんの支度。細切りにした筍と戻した干しシイタケとお出汁、香りの強い穂先は薄くスライスしてグリルと若竹汁に。付け合わせの獅子唐の香りと筍ごはんが炊き上がる匂い・・・、何だかどこぞの料亭のような気分で素敵なお祝いの膳になる。

 

 

 
 
旬のモノをその季節に味わうことほど贅沢なことはないけれど、普段はなかなかそうも行かない。毎年土の付いたその姿を見るたびに一度トライしてみたいと思っていた筍。2日目は茹でた筍の皮にご飯を包み小梅と抹茶塩、残りの筍ごはんは山椒味噌を塗り焼きおにぎりに。香ばしいおこげに山椒の香り、筍のサクサクとした食感がとても美味しい。来年もまた筍を楽しむ余裕があるだろうか・・・?

 

 

 
 
 
外出自粛のこの時期、友人達も唯一の楽しみはお料理とレシピの交換メール。餃子の皮をピザに?イタリア人が聞いたら驚くようなこのアイディアがやってみると実に美味しい。モチモチの食感はピザというよりラビオリ、イタリアで餃子のことは「ラビオリ チネーゼ」=中国のラビオリ、と言うのだからと妙に納得。

 

 

 
 
緊急事態宣言が続く中、更なる感染拡大防止策としてお買い物は3日に一度と。当然のように同じ食材を様々に使いまわす日々が続く。ホタテ貝のソテーにチェリートマトとバジル、翌日は同じメニュウで盛り付けを替えて。その翌日はホタテをぶりに代えて・・・。食材を無駄なく使いきるレッスンと思い楽しく乗り切りたいもの。

 

 

 
 
Plats index コンビニスィーツも美味しいけれど自分で作ると甘さも調節出来カロリーも安心、何より楽しい。外出自粛が続き家庭で作るデザート用に粉モノは人気のようでスーパーに白玉粉がない・・・。仕方なく初めて使う上新粉、固くならないようにつなぎにお豆腐を入れるアイディアレシピにトライ。モチモチの小さなお団子が次々に茹で上がる。 page top

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